家庭菜園初心者でもできる、玉ねぎの保存方法を紹介します。
家庭菜園で玉ねぎはとても人気がありますが、ついつい作りすぎて余らしてしまうことがあります。
そんなときに、保存方法が分かっていれば、玉ねぎを腐らせずに長期間食べられますよね。
保存方法しだいでは10か月以上も持つので、知っておいて損はないです。
また、保存方法だけでなく、品種選び、栽培の仕方などにも気をつけることで、長期保存がしやすくなります。
現役農家の「てんぞ」が解説します。
家庭菜園・玉ねぎの保存方法|品種は中晩生
家庭菜園の玉ねぎの保存方法では、品種選びが重要です。
長期保存に向いているのは、中晩生の品種です。
早生の玉ねぎは収穫まで早く家庭菜園で育てやすいですが、長期保存には向きません。
長期保存できる中晩生の品種には、「もみじ3号」、「ネオアース」、「パワー」などがあります。
保存方法しだいでは、家庭菜園でも10か月以上も保存できます。
玉ねぎの種や苗を買うときは、保存に向く品種か確認しましょう。
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家庭菜園・玉ねぎの保存方法|栽培時に肥料をやりすぎない
家庭菜園の玉ねぎの保存方法には、栽培中にも注意する必要があります。
玉ねぎは肥料を与えすぎると、腐りやすくなります。
家庭菜園で長期保存するためには、適量の肥料で育てましょう。
また、4月以降の玉ねぎの肥大期に追肥をすると、腐りやすくなります。
追肥は3月までにして、それ以降はしないでください。
家庭菜園・玉ねぎの保存方法|収穫したあと乾燥させる
家庭菜園で玉ねぎを長期保存するために、収穫した後1~2日畑に置いて乾燥させるのがいいです。
そのために、玉ねぎの収穫は晴れが続く日に行いましょう。
収穫が遅くなって6月になると、梅雨に入るので、それまでに採れるものは採っておいてもいいです。
収穫の目安は、玉ねぎの葉が倒れてから1週間くらいです。
収穫が遅くなり葉が枯れはじめてから収穫すると、腐りやすくなります。
家庭菜園・玉ねぎの保存方法|葉を15cm残す
収穫するときに、玉ねぎの葉を15cmほど残して切っておきます。
玉ねぎの葉を残すと、保存中に発芽しやすくなります。
発芽すると、玉ねぎの玉の栄養が葉にいってしまい、玉の栄養が少なくなります。
逆に、葉を全部切ってしまうと、玉ねぎに菌が入り、病気にかかりやすくなります。
また、肩落ちの玉ができやすくなります。
葉を少し残しておくことで、葉の切り口から菌が入ったとしても、玉ねぎの玉まで菌が入りづらくなり、病気にかからなくなります。
家庭菜園・玉ねぎの保存方法|やり方
家庭菜園の玉ねぎの保存方法には、いろいろなやり方があります。
どの保存方法でも、玉ねぎの長期保存で重要なのは以下の点です。
・日陰に置く
・乾燥させる
・涼しい場所で保存
玉ねぎは湿気が多いと腐りやすいです。
また、日光に当てると傷みます。
玉ねぎは、雨の当たらない、風通しのいい日陰で乾燥させて保存するのが大切です。
保存方法①コンテナ
家庭菜園で一番簡単な保存方法は、コンテナに入れておくことです。
大量に玉ねぎある場合、楽したい場合は、このやり方がいいです。
コンテナでの保存方法
家庭菜園で収穫した後、畑で1~2日天日干しします。
天日干しした後、病気にかかっていない、乾燥した玉を選んで、コンテナに詰めます。
コンテナに詰める量は、7割くらいまでにしてください。
満杯に詰めてしまうと、隙間がなくなり多湿になります。
また、上にもう一段コンテナを載せると玉が潰れてしまいます。
コンテナは地面に直接置かず、下に空のコンテナを置く、ブロックを敷くなどで隙間をつくりましょう。
そうすることで、通気性が良くなり、玉ねぎに虫がついたり、土に触れて腐るのを防げます。

出典:https://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/258382b7bae625eb49faf526ea254d2d
保存方法②吊るす
玉ねぎを吊るす保存方法のほうが、コンテナより家庭菜園で長期保存できます。
吊るす保存方法
収穫した後、畑で1~2日天日干しします。
乾燥した玉ねぎを雨の当たらない、日陰で風通しのいい場所に吊るします。
吊るす場所は、家の軒下、ベランダなどです。
軒下に竹竿を通したり、ベランダの物干し竿などに吊るします。
玉ねぎの葉をひもで縛って竿にくくりつけたり、玉ねぎをネット袋に入れて吊るします。
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