「家庭菜園で収穫した玉ねぎをコンテナで保存したい」「吊るす場所がない場合はどうすればよい?」と迷っていませんか。
玉ねぎを長持ちさせるには、収穫後にしっかり乾燥させ、雨が当たらない涼しく風通しのよい場所で保存することが大切です。
保存方法は、コンテナやかごへ入れる方法と、ひもやネットで吊るす方法があります。吊るす場所がない場合も、通気性を確保すればコンテナで保存できます。
この記事では、玉ねぎをコンテナで保存する方法、吊るし方、適した保存場所、腐らせないための注意点を解説します。
家庭菜園で収穫した玉ねぎの保存方法
家庭菜園で収穫した玉ねぎは、次の手順で保存します。
・晴れた日に収穫する
・葉や根に付いた土を軽く落とす
・畑や雨の当たらない場所で乾燥させる
・傷や病気のある玉ねぎを取り除く
・コンテナへ入れるか、ひもやネットで吊るす
・涼しく風通しのよい日陰で保存する
・定期的に傷みがないか確かめる
長く保存する場合は、玉ねぎ同士が蒸れないようにすることが重要です。湿気がこもる場所や、雨と直射日光が当たる場所は避けましょう。
長期保存には中生・晩生の玉ねぎが向いている
玉ねぎの保存期間は、品種によって異なります。
一般に、早生品種は水分が多く、長期保存にはあまり向きません。収穫後は早めに食べ切りましょう。
中生・晩生品種は、早生品種より長期保存に向いています。「もみじ3号」「ネオアース」「パワー」などがありますが、実際に保存できる期間は品種や栽培状態、保存環境によって変わります。
長期保存を目的に育てる場合は、種や苗を購入するときに、袋やラベルに書かれた貯蔵性を確かめてください。
肥料のやりすぎは玉ねぎが腐る原因になる
玉ねぎは、栽培中に窒素肥料を多く与えすぎると、葉の生育が長引き、収穫後に傷みやすくなることがあります。
追肥を終える時期は、品種、地域、植え付け時期によって異なります。4月以降は追肥しないと一律に決めず、栽培している品種の説明書や地域の栽培暦に従いましょう。
収穫間近まで肥料を与え続けず、決められた量と時期を守ることが大切です。
収穫した玉ねぎは保存前に乾燥させる
玉ねぎを長持ちさせるには、保存前に十分乾燥させることが大切です。
収穫は、できるだけ晴天が続く日に行います。収穫後は、雨の心配がなければ畑で1~2日乾燥させましょう。
雨が予想される場合は、軒下や屋根のある場所へ移し、玉ねぎ同士が重ならないように並べて乾燥させます。
収穫の目安は、全体の7~8割ほどの葉が自然に倒れたころです。葉が倒れてから数日から1週間程度を目安に、天候を見て収穫してください。
長く畑に置きすぎると、雨に当たったり、病気が進んだりして保存性が落ちることがあります。
玉ねぎの葉と根はどこまで切る?
コンテナで保存する場合は、玉ねぎを十分に乾燥させてから、葉を10~15cmほど残して切ります。根も玉を傷つけないように切りそろえましょう。
収穫直後に葉を短く切ると、切り口から水分や病原菌が入りやすくなる可能性があります。先に葉や首の部分を乾燥させてから切ることが大切です。
吊るして保存する場合は、葉を切らずに残しておくと、ひもで束ねやすくなります。
保存方法によって葉の残し方が異なるため、コンテナ保存では乾燥後に切り、吊るし保存では葉を残して使いましょう。
玉ねぎを長持ちさせる保存場所の条件
玉ねぎの保存には、コンテナやかごへ入れる方法と、ひもやネットで吊るす方法があります。
どちらの方法でも、保存場所は次の条件を満たす場所を選びましょう。
・雨が当たらない
・直射日光が当たらない
・湿気がこもらない
・風通しがよい
・気温が高くなりすぎない
玉ねぎは、高温多湿の環境では腐りやすくなります。密閉された物置や、夏に高温になる場所へ置く場合は、温度と湿気に注意してください。
玉ねぎをコンテナで保存する方法
吊るす場所がない場合や、玉ねぎを大量に収穫した場合は、通気性のよいコンテナを使うと保存しやすくなります。
コンテナへ入れるだけなので、玉ねぎを1個ずつ束ねる手間もかかりません。
コンテナ保存の手順
1.収穫した玉ねぎを十分に乾燥させる
2.傷、腐り、病気がある玉ねぎを取り除く
3.葉と根を切りそろえる
4.通気性のよいコンテナへ入れる
5.雨の当たらない風通しのよい日陰へ置く
コンテナへ入れる量は、全体の7割程度を目安にします。満杯にすると空気が通りにくくなり、湿気がこもりやすくなります。
玉ねぎを深く積み重ねると、下にある玉ねぎが傷みやすくなります。できるだけ浅く入れ、定期的に状態を確かめてください。
コンテナは地面や床へ直接置かず、すのこやブロックの上に置いて、底にも空気が通るようにします。
コンテナを重ねる場合は、上段の重さが玉ねぎへ直接かからず、側面や底の通気口をふさがない形で重ねてください。
コンテナに新聞紙は必要?
コンテナの底へ新聞紙を厚く敷くと、通気口をふさいで湿気がこもることがあります。
土やごみが落ちるのを防ぎたい場合は、新聞紙を一面に敷き詰めず、細く切るか、通気口をふさがないように使いましょう。
新聞紙が湿った場合は、そのまま放置せず交換してください。
玉ねぎを吊るして保存する方法
玉ねぎを吊るすと、玉同士が重なりにくく、風が通りやすくなります。ただし、保存期間は品種や乾燥状態、保存場所によって異なります。
玉ねぎを吊るす手順
1.収穫した玉ねぎを十分に乾燥させる
2.傷や病気のある玉ねぎを取り除く
3.玉ねぎを3~5個ずつ、葉の部分をひもで束ねる
4.雨の当たらない風通しのよい日陰へ吊るす
5.玉ねぎ同士が密着しないように間隔を空ける
吊るす場所には、軒下、屋根のあるベランダ、風通しのよい物置などが使えます。
物干し竿や丈夫な棒へひもで固定するほか、玉ねぎをネットへ入れて吊るす方法もあります。
一度に多く束ねると重くなり、中心部分に湿気がこもります。少ない個数に分けて吊るしましょう。
玉ねぎを吊るす場所がない場合の保存方法
玉ねぎを吊るす場所がない場合は、コンテナ、かご、ネット袋などを使って保存できます。
コンテナやかごへ入れる場合は、玉ねぎを深く重ねず、空気が通るように並べます。地面や床へ直接置かず、すのこや台の上に置きましょう。
ネット袋を使う場合は、1袋へ詰め込みすぎないことが大切です。袋を複数に分け、風通しのよい棚やかごへ置きましょう。小さなフックを設置できる場合は、ネット袋を分けて吊るす方法もあります。
室内で保存する場合は、冷暖房の風が直接当たる場所、湿気の多い台所、直射日光が入る窓際を避けてください。
長期保存に向かない玉ねぎ
次のような玉ねぎは長期保存に向きません。
・傷が付いている
・収穫時に切ってしまった
・首の部分が太く締まっていない
・押すと軟らかい
・病気や腐りが見られる
・分球している
・雨にぬれたまま乾いていない
状態の悪い玉ねぎを一緒に保存すると、周囲の玉ねぎまで傷むことがあります。保存前に分け、食べられるものは早めに使いましょう。
保存中の玉ねぎは定期的に点検する
保存した玉ねぎは、1~2週間に一度を目安に状態を確かめましょう。
軟らかくなった玉ねぎ、汁が出ている玉ねぎ、異臭がする玉ねぎ、カビが生えた玉ねぎは、すぐに取り除きます。
コンテナの底やネットの内側に湿気がたまっている場合は、保存場所を見直してください。
発芽した玉ねぎは、すぐに食べられなくなるわけではありませんが、芽が伸びるにつれて玉の水分や栄養が失われます。傷んでいない場合は、早めに使いましょう。
収穫した玉ねぎは冷蔵庫で保存できる?
十分に乾燥した玉ねぎを大量に保存する場合は、冷蔵庫よりも風通しのよい日陰の方が管理しやすくなります。
冷蔵庫内は湿気がこもることがあり、大量の玉ねぎを長期間保存する場所には向かない場合があります。
早生品種、切った玉ねぎ、傷がある玉ねぎは、冷蔵庫で保存して早めに使いましょう。
切った玉ねぎは切り口をラップで包むか、密閉容器へ入れて冷蔵庫で保存してください。
玉ねぎの保存方法についてよくある質問
玉ねぎをコンテナで保存するときは何段まで入れられますか?
玉ねぎは2~3段程度を目安に、できるだけ浅く入れましょう。深く積み重ねると、下の玉ねぎに重さがかかり、傷みやすくなります。コンテナ全体では7割程度までを目安にしてください。
玉ねぎのコンテナは重ねても大丈夫ですか?
コンテナ同士を重ねられる構造で、玉ねぎへ上段の重さがかからなければ重ねられます。ただし、側面や底の通気口をふさがないようにしてください。
玉ねぎを吊るす場所がない場合はどうしますか?
通気性のよいコンテナやかごへ浅く入れて保存できます。地面へ直接置かず、すのこや台の上へ置いて底にも空気を通しましょう。
玉ねぎを吊るすのに適した場所はどこですか?
雨と直射日光が当たらず、涼しく風通しのよい場所です。軒下、屋根のあるベランダ、風通しのよい物置などが向いています。
玉ねぎを吊るすときは何個ずつ束ねますか?
3~5個程度に分けると扱いやすく、中心に湿気がこもりにくくなります。大きな玉ねぎは、さらに少ない個数に分けましょう。
玉ねぎは何か月保存できますか?
保存できる期間は、品種、栽培状態、乾燥具合、保存場所によって異なります。早生品種は早めに食べ、中生・晩生品種も定期的に状態を確かめながら保存してください。
腐った玉ねぎが1個あった場合はどうしますか?
腐った玉ねぎをすぐに取り除き、接触していた玉ねぎも状態を確かめます。コンテナや保存場所が湿っている場合は、乾燥させて風通しを改善してください。
まとめ
家庭菜園で収穫した玉ねぎを長持ちさせるには、保存前に十分乾燥させることが大切です。
保存方法には、コンテナへ入れる方法と、ひもやネットで吊るす方法があります。吊るす場所がない場合は、通気性のよいコンテナやかごへ浅く入れて保存しましょう。
保存場所は、雨と直射日光が当たらず、涼しく風通しのよい日陰を選びます。コンテナは地面へ直接置かず、すのこやブロックを使って底にも空気を通してください。
傷、病気、腐りがある玉ねぎは保存前に取り除きます。保存後も定期的に状態を確かめ、軟らかくなった玉ねぎやカビが生えた玉ねぎは、早めに取り除きましょう。
玉ねぎの植え付けから収穫までの育て方を確かめたい方は、「玉ねぎの家庭菜園のまとめ」もあわせてご覧ください。
