さつまいも収穫後の干し方と保存方法|洗わず何日乾かす?

「さつまいもを収穫したら何日干す?」「洗ってから保存する?」「すぐ食べるより寝かせた方が甘くなる?」と迷っていませんか。

収穫したさつまいもを保存する場合は、基本的に水洗いせず、泥付きのまま風通しのよい日陰で1~2日程度乾かします。その後、新聞紙などで包み、13~15℃程度を保てる場所で保存します。

さつまいもは収穫後に適切な条件で貯蔵すると甘みが増していきます。農林水産省では、2~3カ月貯蔵すると甘みが増すと紹介しています。

この記事では、収穫後の干し方、洗わず保存する理由、適した温度、寝かせる期間、食べ頃、腐敗を防ぐポイントを解説します。

目次

さつまいもは収穫後すぐに洗わない

長期保存するさつまいもは、収穫後すぐに水洗いしないようにします。

タキイ種苗では、サツマイモは水気に弱く、水洗いすると腐りやすくなるため、泥付きのまま乾かして保存する方法を紹介しています。

収穫後は、

・大きな土の塊だけ軽く落とす
・皮を強くこすらない
・傷のある芋を分ける
・水洗いしない

ようにしましょう。

保存せず、すぐ調理する芋であれば、食べる直前に水洗いします。

さつまいも収穫後は1~2日ほど日陰で乾かす

収穫したさつまいもは、保存する前に表面の水分を乾かします。

タキイ種苗では、晴天の日に収穫し、泥付きのまま風通しのよい日陰で1~2日程度、水気を除く程度に乾かしてから保存する方法を紹介しています。

乾かすときは、

・雨の当たらない場所を選ぶ
・風通しをよくする
・芋を重ねすぎない
・直射日光に長時間当てない

ようにします。

「天日干し」と呼ばれることもありますが、保存用のさつまいもは強い日差しで長時間乾燥させる必要はありません。表面の水分を飛ばす程度で十分です。

さつまいもは収穫後に寝かせると甘みが増す

さつまいもは、収穫直後でも食べられますが、適切な条件でしばらく貯蔵すると甘みが増していきます。

農林水産省では、収穫後に適切な温度と湿度で2~3カ月貯蔵すると甘みが増すと紹介しています。

また、干しいも用のさつまいもでも、収穫後に貯蔵してでんぷんを糖化させてから加工する方法が行われています。

ただし、甘くなるまでの期間は品種や保存条件によって異なります。

「収穫後○日で必ず甘くなる」と決めず、適切な温度で保存しながら順番に食べるとよいでしょう。

家庭で乾かすこととキュアリングは別の処理

収穫後に家庭で1~2日ほど表面を乾かすことと、専門的な「キュアリング」は別の処理です。

農研機構によると、キュアリングは収穫時についた傷を治して腐敗を防ぐため、一般的に30~35℃、湿度90~99%の環境へ3~4日程度置く方法です。

家庭菜園でこの温度・湿度を正確に管理するのは難しいため、通常は泥付きのまま表面を乾かし、適温で保存する方法で十分です。

さつまいもの収穫後の保存方法

さつまいもは低温に弱いため、長期保存する場合は冷蔵庫を避け、温度変化の少ない室内で保存します。

農林水産省では、貯蔵に適した条件として温度13~15℃、湿度80~90%を紹介しています。

家庭では、次のように保存すると管理しやすくなります。

1.泥付きのまま表面を乾かす
2.傷んだ芋を取り除く
3.1本ずつ新聞紙で包む
4.段ボール箱などへ入れる
5.13~15℃程度を保てる室内へ置く

タキイ種苗でも、新聞紙で1本ずつ包み、段ボールや発泡スチロール箱に入れ、13~15℃程度の場所で保存する方法を紹介しています。

9℃以下の低温では低温障害によって腐敗しやすくなり、18℃以上では芽が出やすくなるため注意してください。

さつまいも収穫後の食べ頃はいつ?

収穫直後でも食べられますが、甘さを楽しみたい場合は、適切な環境でしばらく貯蔵します。

甘くなるまでの期間は品種や保存条件によって異なるため、数週間後から少しずつ食べ比べ、好みの甘さになった時期を食べ頃とするとよいでしょう。

傷がついた芋は長期保存には向かないため、傷んでいないことを確認して早めに食べます。

保存中のさつまいもが腐っていないか確認する

保存中は定期的に芋の状態を確認します。

次のような状態があれば注意してください。

・異臭がする
・表面が柔らかくなっている
・汁が出ている
・カビが生えている
・黒く変色し、傷みが広がっている

傷んだ芋を見つけた場合は、ほかの芋から離してください。

さつまいもは9℃以下の低温に長く置くと腐敗しやすいため、冬場の玄関、物置、屋外など低温になる場所にも注意が必要です。

さつまいも収穫後についてよくある質問

収穫したさつまいもは何日干しますか?

長期保存する場合は、泥付きのまま風通しのよい日陰で1~2日程度、水気を飛ばす程度に乾かします。

さつまいもは収穫後に天日干ししますか?

強い直射日光に長時間当てる必要はありません。風通しのよい日陰で表面を乾かしてから保存します。

収穫したさつまいもは洗ってから保存しますか?

長期保存する場合は水洗いせず、泥付きのまま保存します。水洗いすると腐りやすくなるため、食べる直前に洗いましょう。

さつまいもは収穫後すぐ食べられますか?

食べられます。ただし、適切な条件で貯蔵すると甘みが増します。

さつまいもは何日寝かせれば甘くなりますか?

甘みが増すまでの期間は品種や保存条件によって異なります。農林水産省では、2~3カ月程度貯蔵すると甘みが増すと紹介しています。

さつまいもは冷蔵庫で保存できますか?

長期保存には向きません。サツマイモは低温に弱く、9℃以下では腐敗しやすくなります。13~15℃程度を保てる場所が適しています。

収穫したさつまいもの土は落としますか?

大きな土の塊だけ軽く落とし、保存する芋は泥付きのまま乾かします。皮を強くこすらないようにしてください。

傷がついたさつまいもは保存できますか?

傷のある芋は腐りやすいため、長期保存用とは分けて、傷んでいないことを確認しながら早めに食べましょう。

まとめ

収穫したさつまいもを長期保存する場合は、水洗いせず、泥付きのまま風通しのよい日陰で1~2日程度乾かします。

表面が乾いたら1本ずつ新聞紙で包み、段ボール箱などに入れて、13~15℃程度を保てる室内で保存しましょう。

サツマイモは低温に弱いため、冷蔵庫や冬の屋外での保存には向きません。農林水産省では貯蔵に適した条件として温度13~15℃、湿度80~90%を紹介しています。

収穫直後でも食べられますが、適切な環境で貯蔵すると徐々に甘みが増していきます。

傷のある芋は保存用と分け、傷みがないことを確認して早めに食べてください。

さつまいもの収穫時期や掘り方について詳しく知りたい方は、「さつまいもの収穫のまとめ」もあわせてご覧ください。

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