家庭菜園初心者でもできる、じゃがいもの袋での育て方を紹介します。
家庭菜園やベランダに植える場所がなくても、袋で簡単に省スペースでじゃがいも栽培ができます。
現役農家の「てんぞ」が解説します。
じゃがいもの育て方|袋で育てるポイント
じゃがいもを袋で育てるコツは、以下のものです。
・培養土の袋を用意して、排水用の穴をあける
・土寄せのやり方
・水やりをする
基本的な育て方は、畑での栽培と一緒です。
じゃがいもの育て方|用意する袋
市販の培養土の袋を用意します。
透明でない、丈夫な袋がいいです。
透明な袋だと、じゃがいもの玉や根が日光に当たり、傷みます。
特に、じゃがいもの玉は日光に当たると、ソラニンという緑色の毒素ができるので注意してください。
大きさは、15ℓ以上の袋にしましょう。
土のう袋や、麻袋でもいいです。
培養土は、肥料が配合されているものがいいです。
水はけのいい土を選ぶと、じゃがいもはよく育ちます。
じゃがいもの育て方|袋に植えつけ
袋に排水用の穴をあける
袋の底面、下部にドライバーやハサミで排水用の穴をあけましょう。
じゃがいもは多湿だと病気になったりと生育が悪くなるので、20~30か所ほど多めに穴をあけたほうがいいです。
袋を開封する前に穴をつくれば、穴をあける作業のときに土がこぼれる心配がありません。
土のう袋や麻袋の場合、あらかじめ穴があいているものもあり、作業の手間が省けます。
種の植えつけ
植えつけの前に、土を半分くらい袋から取り出します。
ジャガイモの芽が成長したときに、芽が倒れないように土寄せするためです。
取り出した土は、別の容器(袋、バケツなど)で保管します。
(後で土寄せで使います)
取り出した土が湿気ないように、通気性のいい、雨の当たらない場所で保管しましょう。
土を取り出したら、余った袋の上の部分を折りたたんで、高さを調整してください。
土の真ん中に10cmの穴を作り、種を植えます。
植えたら、8cmほど土をかぶせましょう。
ジャガイモを植えた袋は、軒下など雨の当たらない、日当たり、風通しのいい場所に置いてください。
袋が倒れないように、壁にもたれかけられる場所がいいです。
じゃがいもの育て方・袋|芽かき・土寄せ
芽が10cmになったら、芽を間引いて2~3本にします(芽かき)。
芽かきをしたら、芽が倒れやすくなるので、植えつけの時に取り出した土を芽が隠れない程度にかぶせます(土寄せ)。
その後の土寄せは、成長したじゃがいもの芽が倒れないように、時期を見て行ってください。
土寄せのときに、折りたたんでいた袋を元に戻して袋の高さを調整しましょう。
じゃがいもの育て方・袋|水やり
葉がしおれるほど乾燥していたら水やりをしましょう。
乾燥気味に育てたほうがいいので、過度な水やりはしないでください。
じゃがいもの育て方・袋|追肥
土寄せするときに、培養土に肥料が入っているので追肥の必要はありません。
じゃがいもの育て方・袋|収穫
葉が黄色く枯れてきてた収穫時期です。
袋から掘り起こしてもいいし、袋ごと土を放り出して収穫してもいいです。
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