「さつまいもはどうやって掘る?」「つるはどこで切る?」「芋を傷つけずに収穫したい」と迷っていませんか。
さつまいもは、収穫前につるを切って取り除き、株元から少し離れた場所へスコップや移植ゴテを入れて、周囲の土をやわらかくしてから掘り上げます。
いきなり株元へ深くスコップを入れると、土の中の芋を傷つけることがあるため注意が必要です。
この記事では、さつまいものつる切りの仕方、必要な道具、芋を傷つけない掘り方、掘り残しを防ぐ方法、収穫後の扱いまで順番に解説します。
さつまいもは収穫適期を確認してから掘る
さつまいもは、植え付け後120~140日程度が収穫の一つの目安です。
タキイ種苗では、葉や茎が黄色くなり始めるころを目安とし、試し掘りで芋の大きさを確認して判断するとしています。
ただし、品種や地域、植え付け時期によって収穫時期は変わります。
また、霜に当たると腐敗しやすく、貯蔵性も低下するため、初霜が降りる前に収穫を済ませましょう。
さつまいもの収穫方法
基本的な手順は次のとおりです。
1.晴天の日を選ぶ
2.つるを切る
3.切ったつるを畝の外へよける
4.マルチ栽培ならマルチを外す
5.株元から少し離れた場所の土を掘る
6.周囲の土をやわらかくする
7.株元を持ってゆっくり掘り上げる
8.土の中に芋が残っていないか手で確認する
タキイ種苗でも、つるを切り、芋を傷つけないように周囲の土をやわらかくしてから掘り上げる方法を紹介しています。
さつまいもの収穫に必要な道具
収穫には、次の道具を用意すると作業しやすくなります。
・鎌または剪定ばさみ:つるを切る
・スコップまたは移植ゴテ:周囲の土を掘る
・手袋:手を保護する
・コンテナや段ボール:収穫した芋を運ぶ
大きなスコップや鍬を使う場合は、芋を傷つけないよう株元から十分に離して土へ入れましょう。
さつまいものつる切りの仕方
収穫前につるを切っておくと、株元が見やすくなり、掘り取り作業がしやすくなります。
株元から5~10cm程度残して剪定ばさみや鎌で切る方法があります。タキイ種苗の袋栽培でも、株元から5~10cm上でつるを切る方法が紹介されています。
一方、通常の畑栽培では地際でつるを切る方法もあります。
大切なのは、株の位置が分かる状態につるを整理することです。
切ったつるは、掘り取りの邪魔にならないよう畝の外へよけておきましょう。
つる切りは、収穫当日に行っても問題ありません。
あらかじめつるを整理しておく場合でも、必ず1週間前に切る必要はありません。
マルチ栽培ではつるを切った後にマルチを外す
マルチ栽培では、つるを切って畝の外へよけてからマルチを外します。
芋や株元を傷つけないように、マルチを無理に引っ張らず、少しずつ外しましょう。
さつまいもを傷つけない掘り方
さつまいもを傷つけないためには、いきなり株元へスコップを入れないことが重要です。
1.株元から少し離れた場所を掘る
株元の真下には芋がある可能性があるため、少し離れた場所からスコップや移植ゴテを入れます。
2.浅い位置から少しずつ掘る
最初から深く掘らず、浅い位置から土を崩しながら徐々に深くします。
3.周囲の土をやわらかくする
芋を直接掘り出そうとせず、まず株の周囲の土をほぐします。
タキイ種苗でも、イモを傷つけないようにシャベルなどで周囲の土をやわらかくしてから掘り上げる方法を紹介しています。
4.株元を持ってゆっくり持ち上げる
土が十分にやわらかくなったら、株元を持ってゆっくり引き上げます。
無理に一気に引っ張ると、芋が途中で折れたり土中に残ったりすることがあります。
5.土の中を手で確認する
株を掘り上げた後も、土の中に芋が残っていることがあります。
手袋をした手で周囲の土を確認すると、掘り残しを減らせます。
収穫で傷ついたさつまいもはどうする?
掘り取り中に傷がついた芋は、傷のない芋より傷みやすくなります。
長期保存用には回さず、傷んでいないことを確認して早めに食べましょう。
深い傷や腐敗がある場合は、状態を確認して無理に保存しないようにしてください。
さつまいもは晴れた日に収穫する
さつまいもの収穫は、晴天の日を選びましょう。
タキイ種苗でも晴天の日に収穫し、掘り上げた後は表面を乾燥させてから貯蔵する方法を紹介しています。
雨の直後は土が重く、芋に泥が付きやすいため、できれば土が扱いやすい状態で収穫すると作業しやすくなります。
収穫したさつまいもの扱い方
掘り上げたさつまいもは、強くこすって土を落とさず、表面の土を軽く落とす程度にします。
タキイ種苗では、収穫後にしばらく乾燥させてから貯蔵する方法を紹介しています。
保存する場合は、傷のある芋と傷のない芋を分けておくと管理しやすくなります。
収穫後のさつまいものつるはどう処分する?
収穫後のつるは、畑から取り除いて処分するか、病気や害虫の被害がないものだけを十分に乾燥させて堆肥化する方法があります。
病気や害虫が付いているつるを、そのまま畑へすき込むのは避けた方が安全です。
また、若くて柔らかい茎や葉柄は食用に利用できる場合もあります。
さつまいもの収穫方法についてよくある質問
さつまいものつるはどこで切りますか?
家庭菜園では株元から5~10cm程度残して切る方法があります。畑栽培では地際で切る方法もあるため、株の位置が分かり、掘り取りやすい状態につるを整理すれば十分です。
さつまいものつる切りはいつしますか?
収穫当日に行っても問題ありません。掘り取りの邪魔にならないよう、収穫前につるを切って整理します。
さつまいもを傷つけずに掘るにはどうしますか?
株元へ直接スコップを入れず、少し離れた場所から土を掘り、周囲をやわらかくしてから株を持ち上げます。
さつまいもは何で掘りますか?
スコップ、移植ゴテ、鍬などを使えます。家庭菜園では、小さめの移植ゴテを使うと芋の位置を確認しながら掘りやすくなります。
さつまいもは雨の日に収穫してもよいですか?
できれば晴天の日がおすすめです。土が扱いやすく、掘り上げた芋の表面も乾かしやすくなります。
収穫したさつまいもに傷がついたらどうしますか?
傷のある芋は傷みやすいため、長期保存せず、状態を確認して早めに食べましょう。
収穫後のつるは土に埋めてもよいですか?
病害虫のないつるなら堆肥化できますが、そのまま畑へ大量にすき込むより、十分に乾燥・堆肥化してから利用する方が管理しやすいでしょう。
まとめ
さつまいもを収穫するときは、まずつるを切って株元を分かりやすくし、マルチ栽培ならマルチを外します。
芋を傷つけないためには、株元へ直接スコップを入れず、少し離れた場所から周囲の土をやわらかくすることが重要です。
土がほぐれたら株元をゆっくり持ち上げ、収穫後は土の中に芋が残っていないか手で確認しましょう。
収穫はできれば晴天の日に行い、傷がついた芋は長期保存せず早めに利用してください。タキイ種苗でも、晴天の日に収穫し、つるを切って周囲の土をやわらかくしてから掘る方法を紹介しています。
収穫後のつるは、病害虫がない場合に堆肥化するか、適切に処分しましょう。
さつまいもの収穫時期や保存方法も詳しく確認したい方は、「さつまいもの収穫のまとめ」もあわせてご覧ください。
