家庭菜園初心者の方でもわかるように、レタスの作り方を紹介します。
このページでは、レタスの種類と種まきの方法を説明します。
この記事を読めば、「家庭菜園のレタスの種類や、レタスの種まきで
うまく発芽させるにはどうすればいいか」などについてわかります。
レタスの種類と種まきについて、現役農家の「てんぞ」が解説します。
家庭菜園 レタスの種類
家庭菜園で栽培されているレタスには、いろいろな種類があります。
今回作り方を紹介するのは「玉レタス」と「リーフレタス」ですが、
他にもお店ではあまり見ない珍しいレタスも紹介します。
レタスの種類|玉レタス
結球するレタスです。
レタスといって、一番に思い浮かべるのは、この種類かもしれません。
結球させるのは少し難しいですが、結球できなかったレタスも食べられるので、
家庭菜園初心者の方でも気軽に栽培できます。
レタスの種類|リーフレタス
リーフレタスは結球しないので、栽培期間が短くて、家庭菜園初心者の方でも作りやすいです。
葉だけ刈り取るとまた生えてくるので、家庭菜園で長く収穫できます。
赤い葉の「サニーレタス」、緑の葉の「グリーンリーフ」があります。
他にも、焼き肉でよく食べる「サンチュ」なども家庭菜園で栽培されています。
レタスの種類|他にもいろいろ
「サラダ菜」、「ロメインレタス」、「茎レタス」など多くの種類があります。
サラダ菜は、半結球性のレタスで、玉レタスに比べて栽培期間が短く、家庭菜園で簡単に作れます。
他にも、白菜のような形のロメインレタス、茎を食べる茎レタスなどもあります。
作り方はどのレタスも似ているので、レタス作りに慣れてきたら家庭菜園で
いろいろな種類を栽培してみたらどうでしょうか。
レタスの育て方|種まきの方法・家庭菜園ならポットが楽
家庭菜園では、春まきと夏秋まきが育てやすいです。
レタスの種は、温度や湿度に敏感で、管理が少し大変です。
種は、家庭菜園に直まきするより、育苗箱やポットに種まきすると管理が楽です。
レタスの種まきの時期は、春と秋
レタスの種まきの時期は、春の2~3月と夏秋の8~9月です。
発芽適温は15~20℃で、冷涼な気候を好みます。
気温が高いと、発芽しづらくなります。
初心者の方は、秋まきがおすすめです。
秋まきは気温が涼しく、害虫が少ないので、レタスを育てやすいです。
品種ごとに種まき時期は異なります。
品種に適した時期にまくようにしましょう。
レタスの種まきの道具の種類
育苗のために以下のものを用意しましょう。
家庭菜園で育てる本数が少ないなら、ポットの方がいいです。
育苗期間が短いので、小さめのポットが適しています。
暑い時は、白や銀色のポットだと熱が逃げやすいのでいいです。
レタスの種まきの方法
育苗する土は家庭菜園の土でもいいですが、
市販の種まき用培養土を使うと簡単です。
種まきのやり方
ポットの場合
土に指で5mmのくぼみを作り、少し間隔をあけて4~5粒の種をまきます。
育苗箱の場合
土に深さ5mmのまき溝を作り、種をすじまきしましょう。
種をまく間隔は1cmくらいですが、レタスの種は発芽率が悪いので間隔を少し狭くしてもいいです。
条間は10cmくらいあけると育てやすいです。
種をまいたら、種が見えるか見えないかくらいに、土を薄くかぶせてください。
レタスの種は好光性種子といって、発芽に光が必要です。
土を厚くかぶせると、発芽しづらくなります。
土をかぶせたら、手で土を軽く鎮圧しましょう。
その後に、底から水がもれるくらいにしっかり水やりをします。
種まきから発芽するまで|家庭菜園レタスのポイント
発芽するまでは、土が乾燥しないように毎日水やりをしましょう。
種が流れないように、水やりはじょうろで優しくかけてください。
育苗箱やポットは園芸用の台や、なければビールケースなどの上に置いてください。
そうすることで、虫が寄り付きにくくなり、通気性が良くなります。
地面の上に置くと、根っこが地面に伸びていくので、家庭菜園に移植する時にめんどうです。
暑い時期は、少し日陰になるところに置いておくと発芽しやすいです。
新聞紙を1枚育苗箱やポットの上にかけると、乾燥防止になります。
水やりする時は新聞紙を外した方がいいですが、めんどうなら新聞紙の上からかけてもいいです。
発芽したら、新聞紙は取り外してください。
種をまいて10日たっても発芽しなかったら、種をまき直した方がいいです。
高温期の種まきは、冷蔵庫で芽出ししてから|家庭菜園レタスのポイント
レタスの種の発芽適温は、20℃前後です。
25℃以上の高温だと、うまく発芽しないことがあります。
なので、高温期では芽出しをしてから種まきするといいです。
芽出しの方法は、まず、レタスの種をガーゼなどで包み、一昼夜水に漬けます。
その後、水を切って、冷蔵庫に2~4日入れておきます。
そうすると、芽が出てきます。
その芽が出た種を育苗箱かポットにまいてください。
レタスの発芽後の管理方法
発芽後は乾燥気味に育てる|レタスのポイント
発芽後は日当たり、通気性のいいところで育ててください。
少し乾燥気味にした方が、生育がいいです。
水やりは土が乾燥していたらやる程度で、なるべく朝にやりましょう。
夜に水やりすると、加湿気味になり、ひょろひょろと徒長した苗になってしまいます。
間引き|レタスのポイント
本葉1~2枚のころに間引きします。
育苗箱の場合は、苗の間隔が3~5cmになるようにしてください。
ポットの場合は、一本立ちさせましょう。
気温対策|レタスのポイント
レタスは気温に敏感なので、温度対策をした方が生育が良くなります。
春の寒い時期なら、不織布をかけて保温するといいです。
夏の暑い時期なら、白の寒冷紗をかけて少し遮光するとよく育ちます。
また、被覆資材を使うことで、害虫対策にもなります。
いい苗とは|レタスのポイント
本葉4~5枚になるまで育苗します。
いい苗は、葉につやがあり、徒長せず元気に立っています。
そういう苗を選んで家庭菜園に移植しましょう。
まとめ
家庭菜園でのレタスの種類、種まきについて紹介しました。
まだ生育の初期段階ですが、ここでの栽培のできがレタスのできを左右するのでがんばってください。
家庭菜園の有機栽培についてもっと知りたい、という方にはオンラインスクールもおすすめです。
関連記事一覧
レタス栽培のまとめ|種類、種まき、収穫、病気、虫や水耕栽培を紹介
レタスの種類と品種を紹介|リーフレタス、サラダ菜など|農家が解説
レタスの種まき方法|種類と育て方はポットが楽、発芽まで超重要*当記事
レタスの種まき時期はいつ?季節ごとのタイミングとおすすめ品種
レタスの水耕栽培は室内でも簡単|栽培キットもある|肥料は液体肥料