家庭菜園初心者の方でもわかるように、レタスの栽培についてまとめています。
レタスには様々な種類、品種があります。結球する玉レタス、半結球のサラダ菜やロメインレタス、結球しないリーフレタスやサンチュ、茎レタスなどです。
レタスの種まきはポットにします。浅くまいて、土を薄く被せるとよいです。苗が徒長しないように、発芽後の水やりは控えめにしてください。
レタスを収穫する時期は、春と秋冬です。収穫する時間は、朝がおすすめです。
レタスは多湿だと病気にかかりやすいです。畝(うね)を高くして水はけをよくするとよいです。レタスには、アブラムシ、ナメクジなどの害虫がつきます。
アブラムシには銀線入りの防虫ネット、ナメクジには誘引殺虫剤(ナメナイト)などの対策が有効です。レタスは室内で水耕栽培できます。便利な栽培キットも売っています。
農家の「てんぞ」が解説します。
レタスの種類はたくさんある|玉レタス、リーフレタスなど
レタスには、様々な種類と品種があります。
大きく分けると、結球する種類と結球しない種類の2種類です。
結球するレタスには、玉レタスが人気になります。
また、完全には結球せずに、半結球するサラダ菜とロメインレタスも家庭菜園で育てられます。
ロメインレタスは、形が白菜に似ています。
結球しない種類は、リーフレタスやサンチュなどです。
リーフレタスは種類が豊富になります。
リーフレタスには、サニーレタスやグリーンリーフ、フリルレタス、ブーケレタスなどの種類があります。
サンチュは茎が伸びて、葉をかきとり収穫します。
他にも、茎を食べる茎レタスも存在します。
レタスの種まきは、ポットにまく
レタスの種まきの時期は、春と夏秋の2季です。
種まきはポットにまいて、苗になったら畑に移植するのがよいです。
レタスの種まき方法
ポットに土を入れます。
5mmの浅めの穴を作り、種を4~5粒まきましょう。
レタスは日光が当たると発芽しやすいので、土は薄く被せてください。
レタスの芽が出るまで、毎日水やりをします。
芽が出たら、水やりを少し控えて乾燥気味にすると、苗が徒長しにくくなります。
本葉が1~2枚のときに、1本に間引きしましょう。
本葉が4~5枚になったら、畑に移植してください。
レタスの育て方|有機肥料がおすすめ
土作りで元肥に有機肥料をまくと、追肥がいらないです。
有機肥料は即効性がないので、元肥にすぐ効果のでる化成肥料を混ぜるとよいです。
窒素を少し増やすと、葉が大きくなります。
2~3年は連作を避けてください。
本葉4~5枚の頃に、苗を植え付けます。
気温の高い時期は、夕方の気温が下がったときに植え付けするとよいです。
レタスの収穫時期は、春と秋冬|包丁で株元を切る
レタスの収穫時期は、春と秋冬になります。
収穫までの栽培期間は、60~70日です。
玉レタスは、葉が全体的に巻いてきて、弾力があれば収穫できます。
リーフレタスを収穫する目安は、葉が20~30cmの頃です。
玉レタスの収穫方法は、株元から鎌や包丁でカットします。
リーフレタスは玉レタスと同様か、外葉から刈って収穫する方法があります。
外葉から収穫すると、葉がまた育って収穫できます。
収穫する時間は、朝がおすすめです。
朝に採ると、みずみずしくなります。
レタスは過湿だと病気になりやすい
レタスは湿気が多いと、病気になりやすいです。
過湿対策には、高畝(たかうね)にする、たい肥をまいて水はけをよくする、株間を広くとる、などがあります。
レタスがかかりやすい病気の種類は、べと病、灰色かび病、菌核病などです。
病気は感染する可能性があるので、発生した株は取り除くようにしましょう。
レタスにつきやすい害虫のアブラムシとナメクジの対策
レタスにつく害虫は、アブラムシ、ナメクジなどです。
他には、オオタバコガ、ヨトウムシ、ナモグリバエが発生しやすいです。
アブラムシは玉レタスやサニーレタスなどにつく害虫です。
葉の養分を吸って、レタスを枯れさせます。
アブラムシ対策には、粘着テープにはりつけて駆除する、銀線入りの防虫ネットをはる、などが有効です。
ナメクジは夜、過湿のときに出ます。
レタスの葉を食害します。
ナメクジ対策は、夜に見回る、誘引殺虫剤(ナメナイト)でおびき出す、などです。
レタスは室内で水耕栽培できる|栽培キットが便利
レタスの水耕栽培は、室内で栽培できます。
室内は害虫被害が少ないです。
水耕栽培には、栽培キットがあります。
サイズは小型から大型まで様々です。
led付きのキットも売っています。
自作の栽培容器でもレタスを育てられます。
自作の場合、種まき用のスポンジ、液体肥料を入れるタッパーやペットボトルなどが必要です。
水耕栽培の栽培日数は、50~70日です。
水耕栽培では、リーフレタスが育てやすいです。
玉レタスは、結球しづらく、水耕栽培では難しくなります。
水耕栽培の肥料は、液体肥料がよいです。
液体肥料は、化成肥料のものが適しています。
肥料はバランスよく、多種類入っているものがおすすめです。
液体肥料は、1~2週間に1回取り換える必要があります。
関連記事一覧
レタス栽培のまとめ*当記事
レタスの種類と品種を紹介|リーフレタス、サラダ菜など|農家が解説
レタスの種まき方法|種類と育て方はポットが楽、発芽まで超重要
レタスの種まき時期はいつ?季節ごとのタイミングとおすすめ品種
レタスの水耕栽培は室内でも簡単|栽培キットもある|肥料は液体肥料