レタスの栽培、保存、栄養について、まとめています。
レタスの栽培には、種まきや水やりなど、うまく育てるポイントがあります。
また、病気や虫が栽培の障害となります。
レタスの栽培について理解すると、おいしい元気なレタスが収穫できます。
収穫したレタスの保存方法や、栄養についても紹介します。
農家の「てんぞ」が解説します。
レタスの栽培|種まきをポットにする・過湿は病気の元
レタスの種類は、さまざまです。
結球する玉レタス、少し結球するサラダ菜やロメインレタス、結球しないリーフレタスやサンチュがあります。
茎レタスは、茎を収穫します。
レタスは、春と秋にポットに種まきします。
苗ができたら、畑に移植しましょう。
レタスの種は、発芽に日の光が必要なので、浅めにまいてください。
発芽したら、水やりを減らして少し乾燥させると、レタスが徒長しにくいです。
本葉4~5枚のころに、畑に植え替えます。
レタスの肥料は、窒素を少し多くすると、葉がよく育ちます。
種まきから60~70日で収穫になります。
玉レタスは、葉がしっかりと巻いていて、手で頭を押してみて弾力があったら収穫時期です。
包丁で株元を切って、収穫してください。
リーフレタスは、葉の長さが20~30cmになったら収穫時期になります。
外葉から少しずつ葉を収穫すれば、また葉が生えてくるので、長く収穫できます。
過湿の状態は、レタスの病気の元です。
畝を高くしたり、株間を開けたりして、過湿にならないようにしましょう。
レタスには、アブラムシ、ナメクジなどの虫がつきやすいです。
銀線入りの防虫ネットを使うと、アブラムシがつきにくくなります。
ナメクジには、ナメナイトという誘引殺虫剤が有効です。
レタスは、水耕栽培できます。
育てる品種は、リーフレタスがよいです。
肥料は、液体肥料になります。
レタスの水耕栽培には、栽培キットが売られています。
led付きの栽培キットだと、二当たりの悪い場所でも育てられます。
レタスは1玉ごと冷蔵保存すると長持ち・冷凍もできる
レタスは、1玉ごと冷蔵保存すると、長持ちします。
保存期間は、1週間です。
冷蔵保存するときは、レタスを新聞紙でくるんで、保存袋に密閉しましょう。
爪楊枝をレタスの芯に刺し込む、小麦粉を芯につける、という保存方法だと、3~4週間持ちます。
ちぎったレタスは、保存がきかないです。
なるべく早めに食べましょう。
濡れたキッチンペーパーで包んで、タッパーで冷蔵保存すると、1週間保存できます。
レタスを冷凍すると、3~4週間保存できます。
レタスを手でちぎって、水を切ってから保存袋に密閉して、冷凍保存してください。
冷凍したレタスは、スープ、蒸し物にできます。
生のサラダには不向きです。ベチャっとします。
サニーレタスは、冷蔵、冷凍保存できます。
カットしたペットボトル、プラスチックコップに入れて、立てて冷蔵すると、保存がききます。
ちぎったサニーレタスは、冷凍で1カ月保存できます。
レタスの栄養|免疫力を上げ、老化を予防する・ダイエット効果ある
レタスには、栄養がないです。
ただ、低カリウムで、腎臓が弱い人でも食べられます。
また、ビタミンが少しあります。
βカロテン、ビタミンC,Kが含まれています。
ビタミンには、免疫力向上、アンチエイジングの効果があります。
レタスは糖質、カロリーが低いので、ダイエットによいです。
食物繊維が少なく、他の食品で補う必要があります。
また、レタスは水溶性食物繊維も少ないので、アボカドなどの水溶性の豊富なものと一緒に食べましょう。