ほうれん草を育てていて、「いつ間引けばよいの?」「抜くのとハサミで切るのはどちらがよい?」と迷っていませんか。
ほうれん草は、苗が混み合ったままだと日当たりや風通しが悪くなり、株が十分に育たないことがあります。本葉2~3枚のころを目安に、最終的な株間が5~6cm程度になるよう間引きましょう。
この記事では、ほうれん草を間引くタイミング、残す株の選び方、手で抜く方法とハサミで切る方法、間引いた後の土寄せまで解説します。
ほうれん草の間引きは必要?間引きしないとどうなる?

ほうれん草はある程度密に育てられますが、苗が混み合った部分を間引くことで、残した株が育ちやすくなります。
間引きをせず株間が狭いままだと、葉が重なって日当たりや風通しが悪くなり、生育が遅れることがあります。
株間が狭いと、次のような悪い影響があります。
・株が小さくなる
・徒長しやすい
・病気にかかりやすくなる
・葉が薄くなる
・葉が黄色くなる
密植すると風通しが悪くなり、湿気がこもるため、べと病などが発生しやすくなります。
ほうれん草の間引き後の株間は5~6cmが目安
一般的なほうれん草は、最終的な株間を5~6cm程度にします。大きな株に育てたい場合や、葉が横に広がる品種は、株間を広めに取ってください。
株間の目安は次のとおりです。
・一般的なほうれん草:5~6cm程度
・大株に育てる場合:7~10cm程度
・ちぢみほうれん草:10~15cm程度
・ベビーリーフとして収穫する場合:2~3cm程度
品種ごとの説明も確かめ、収穫したい大きさに合わせて株間を調整しましょう。
ほうれん草を間引くタイミングは本葉2~3枚まで
ほうれん草の間引きは、遅くとも本葉2~3枚のころまでに始めます。苗が大きくなるほど根が絡みやすくなり、残す株まで傷めるおそれがあるためです。
種を密にまいた場合は、次のように2回に分けると作業しやすくなります。
・1回目:発芽がそろい、本葉が出始めたころに株間2~3cmにする
・2回目:本葉2~3枚のころに株間5~6cmにする
最初から苗の間隔が空いている場合は、本葉2~3枚のころに1回間引くだけでもかまいません。
本葉4枚以上まで育って根が絡んでいる場合は、無理に引き抜かず、根元をハサミで切りましょう。
ほうれん草の間引き方|手で抜く方法とハサミで切る方法

手で引き抜く場合
残す株の根元を指で押さえ、間引く株を真上へゆっくり引き抜きます。勢いよく引っ張ると、隣の株まで一緒に抜けることがあるため注意してください。
ハサミで切る場合
苗が大きくなって根が絡んでいる場合や、株同士の間隔が狭い場合は、間引く株の根元を清潔なハサミで切ります。ハサミを使えば、残す株の根を傷めにくくなります。
間引いた後は土寄せする
間引いた後は、残した株の根元へ軽く土を寄せます。ぐらついた株を安定させ、露出した根が乾燥するのを防ぐためです。土を強く押し固めないようにしましょう。
間引く株と残す株の選び方
間引くときは、葉の形や生育状態を比べ、元気な株を残します。
・周囲より小さい株
・茎が細く伸びた株
・葉が変形している株
・葉が傷んでいる株
・ほかの株と近過ぎる株
葉の色がよく、茎が太く、まっすぐ育っている株を優先して残しましょう。
生育が悪い場合は間引き後に追肥する
葉の色が薄い、生育が遅いなどの症状がある場合は、間引き後に少量の追肥をします。生育が順調なら、必ずしも追肥する必要はありません。肥料の量は商品によって異なるため、パッケージに記載された使用量を守りましょう。
ほうれん草の間引き苗は植え替えできる?
ほうれん草は根が傷みやすいため、間引いた苗の植え替えには向いていません。植え替えても根づかず、生育が止まることがあります。間引いた苗は、食べられる大きさなら間引き菜として使うのがおすすめです。
ほうれん草の間引き菜は食べられる?

ほうれん草の間引き菜は、やわらかいうちに食べられます。根を切り落としてよく洗い、おひたし、みそ汁、炒め物などに使いましょう。
一般的なほうれん草は、あくがあるため加熱して食べるのが基本です。生食用として栽培されたサラダほうれん草は、商品や品種の表示に従って生でも食べられます。
農薬を使った場合は、収穫できる時期や使用回数をラベルで確かめてください。
まとめ
ほうれん草は、本葉2~3枚までに最終的な株間が5~6cm程度になるよう間引きます。苗が小さく、根が絡んでいなければ手で抜き、苗が大きい場合や密集している場合は根元をハサミで切りましょう。
間引いた後に軽く土寄せすると、残した株が安定して育ちやすくなります。葉の色が薄いなど、生育が悪い場合だけ追肥してください。
種まきから収穫までの流れも知りたい方は、「ほうれん草栽培のまとめ」もあわせてご覧ください。
