さつまいもを育てるとき、石灰をまくべきか迷っていませんか?
家庭菜園の土作りでは石灰をまくのが一般的ですが、さつまいもは他の野菜と違って酸性の土を好むため、石灰の使い方には注意が必要です。苦土石灰や有機石灰など種類もいくつかあり、どれをどのくらいまけばいいのか判断に困ることもあります。
この記事では、さつまいもの土作りに石灰は必要なのか、どのくらいの量をまけばよいのか、苦土石灰や有機石灰の違い、まくタイミングと注意点について分かりやすく解説します。
この記事を読めば、さつまいもに適した土作りができ、石灰の使いすぎで失敗することもなくなります。
さつまいもの土作りで石灰をまく意味と目的
家庭菜園で石灰をまく目的は、主に2つあります。
・土の酸度(pH)を調整する
・土にカルシウムを補給する
石灰をまいて土の酸度(pH)を調整することで、野菜の生育に合った状態にします。
苦土石灰は、まくことで土のpHを調整できます。
ただし、効果は土質によって変わります。
カルシウムは、野菜が育つのに必要な成分です。
石灰には、カルシウムを土に与える効果があります。
さつまいもに石灰は必要?土が酸性のほうが良く育つ
さつまいもは、石灰をそれほど必要としません。
土が酸性のほうが、さつまいもはよく育ちます。
さつまいもの生育に適した土壌酸度は、pH5.5~6.0です。
pHが6.0より高くなると、病気(立枯病など)にかかりやすくなります。
なので、pH6.0以上の土には、石灰をまく必要はあまりありません。
さつまいもはカルシウム不足になると、葉の先が縮んで生育不良になります。
ただ、さつまいもがカルシウム欠乏を起こすことは少ないです。
通常の家庭菜園では、カルシウム不足が問題になることはほとんどありません。
さつまいもの石灰のまき方|量はどれくらい?
さつまいもに石灰を与える場合は、50~100g/㎡くらいの量がよいです。
与える量は土の酸度によって違いますが、土が極端に酸性の強い場合を除いて、それほど多く施す必要はありません。
苦土石灰、有機石灰は、さつまいも苗の植え付けの2週間前にまいてください。
まいたら、深くまでよくすき込んで、石灰が一か所に固まらないようにしましょう。
石灰が一か所に固まると、土に均一に広がらず、生育に悪影響が出ることがあります。
肥料やたい肥とは、一緒にまかないようにしましょう。
一緒にまくと、窒素分が逃げる可能性があります。
1週間くらいあけるのがよいです。
もし石灰をまきすぎた場合は、すぐに追加で石灰を与えず、雨や水やりで土が落ち着くまで様子を見るようにしてください。
さつまいもに与える石灰の種類
さつまいもに与える石灰の種類について、紹介します。
石灰の種類には、苦土石灰、有機石灰、消石灰などがあります。
苦土石灰、有機石灰は家庭菜園でも扱いやすいです。
さつまいもに苦土石灰を与える効果、特徴
苦土石灰は効き目が穏やかで、家庭菜園でも使いやすいです。
粒状のものは扱いやすいため、家庭菜園にも向いています。
効果が出るまで少し時間がかかるので、植え付けの2週間前までにはまいてください。
苦土石灰には、カルシウムとマグネシウムを土に与える効果があります。
さつまいもに有機石灰を与える効果、特徴
有機石灰には、「かき殻」、「貝化石」などの種類があります。
効き目が穏やかで、苦土石灰に比べて土を中和する効果は弱いです。
植え付けの2〜3週間前にはまくようにしましょう。
有機石灰は、微量要素を土に補給することができます。
また、土への負担が比較的少ないです。
さつまいもに消石灰を与える効果、特徴
消石灰はまくとすぐに効果が出ます。
また、土をアルカリにする力が強いです。
消石灰は取り扱いが難しいので、家庭菜園ではあまり使われません。
刺激が強いため、手袋や保護メガネを使って扱ってください。
消石灰は植え付けの2週間前にまいてください。
肥料、たい肥とは一緒にまかないようにしましょう。
さつまいもは石灰を多く必要としない野菜なので、土の状態を見ながら少量を与えることが大切です。
さつまいもの石灰|まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
さつまいもの石灰について、紹介しました。
さつまいもの石灰のポイントは、以下のものです。
・さつまいもは弱酸性の土を好む
・石灰は必要な場合だけ少量与える
・家庭菜園では苦土石灰や有機石灰が使いやすい
さつまいもは土が酸性のほうが、よく育ちます。
石灰は与えすぎないように注意してください。
