大根栽培で失敗する原因と対策|害虫、肌荒れ、奇形、短いなど

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大根 栽培 失敗育て方
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家庭菜園初心者の方でもわかるように、大根栽培の失敗についてまとめています。

大根栽培の失敗には、様々なものがあります。

病気や害虫被害に合ったり、根が割れたり、大きくならなかったり、など。

大根栽培の様々な失敗の原因と対策を知ることで、いい大根を作れるようになりましょう。

 

現役農家の「てんぞ」が解説します。

 

 

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大根栽培で奇形になる、大きくならないなどの失敗の原因と対策

大根栽培 失敗 原因と対策 (1)

大根が肌荒れする失敗の原因

大根の肌荒れの原因と対策を紹介します。

肌荒れが起こると、見た目が悪くなり、食味が落ちることがあります。

また、肌荒れは生育不良のサインでもあるので、肌荒れが起こる栽培環境では、いい大根が育ちません。

大根の肌荒れの原因と対策を知ることで、栽培の失敗を減らすことができます。

 

大根が肌荒れする失敗の原因は、主に以下の理由です。

・病気

・害虫

・水分

・たい肥、肥料

・収穫時期を逃す

・土がよく耕されていない

 

病気

病気にかかることで、肌荒れします。

大根の肌に病斑ができるなどの症状が出ます。

 

大根が病気になる原因は様々で、多湿や栄養不足などで起こります。

栽培環境を大根に適した状態にすることが大事です。

 

害虫

害虫に根を食べられることで、大根の肌が汚くなります。

大根につく害虫には、葉を食べる種類が多いですが、キスジノミハムシのように根を食べる害虫もいます。

 

害虫を見つけたらすぐに捕殺するなど、害虫対策をしましょう。

 

水分

土に水分が多い、または、少ないと肌荒れの原因になります。

 

水分が多い場合は、高畝にするなどの対策をします。

水分が少ないなら、たい肥を入れるといいです。

たい肥をまくことは、土の水もち、水はけの両方を改善するので、有効です。

 

たい肥、肥料

たい肥、肥料が土によくなじんでいないと、肌荒れの原因になります。

また、未熟なたい肥を使うことも肌荒れを起こします。

 

たい肥、肥料は早めにまいて、よくすきこむことが大事です。

完熟の臭いが少ないたい肥を使いましょう。

 

土がよく耕されていない

細かく耕されていない土で栽培すると、土の塊によって大根が傷んで、肌荒れを起こします。

 

柔らかい、細かい土にするために、土をよく耕しましょう。

 

収穫時期を逃す

収穫時期が遅れると、す入りすることがあります。

 

収穫時期を逃さないようにしましょう。

葉が開いて倒れてきた時が、大根の収穫適期です。

 

 

大根が変形する失敗の原因と対策

大根は栽培環境によっては、変形することがあります。

大根が割れて根が二つになったり、曲がることもあります。

変形しても食べられることも多いですが、品質は落ちます。

変形する理由は様々ですが、大根の栽培にあってない状態ということになります。

 

大根が変形する理由は以下のものです。

・土の中に石やゴミがある

・肥料たい肥に当たる

・未熟なたい肥を使う

・病気

・土が固い

・害虫

・土の水分

 

 

土の中に石やゴミがある

土の中の石やゴミに大根の根があたると、曲がったり、割れたりと変形することがあります。

 

土を耕すときに、石やゴミを取り除きましょう。

 

肥料、たい肥にあたる

土に肥料やたい肥の塊があり、それに大根が触れると、根が割れることがあります。

 

肥料やたい肥は塊がなくなるまで、よくすきこみましょう。

種をまく場所に、一か所にまとめて肥料をやること(溝施肥など)はひかえましょう。

 

未熟なたい肥を使う

未熟たい肥をまくと、大根が変形する原因になります。

 

たい肥は完熟で、においの少ないものを使いましょう。

 

病気

病気にかかることで、根が変形することもあります。

 

例えば、モザイク病になると、根にこぶができることがあります。

モザイク病はアブラムシが媒介するので、銀線入りの防虫ネットをはるなどの対策をするといいです。

病気の対策をすることで、根の変形を減らすことができます。

 

土が硬い

土が硬いと、根が硬い部分を避けて成長するため、曲がるなど、奇形になりやすいです。

 

土は、深さ30cmまで、よく耕しましょう。

 

土の水分

土の水分量が多い、または、少ないと、大根が変形する原因になります。

 

大根の根は水分を求めて伸びるので、地表付近に水分が多いと、下まで伸びません。

根の成長が止まると、そこから割れたり、曲がったりします。

土に水分が少ない場合も、根が伸びていかず、変形します。

 

対策は、たい肥を入れて、土の水持ち、水はけを改善する、高畝にする、水やりを調整する、などがあります。

 

大根の地表に出ている首が曲がる失敗の原因と対策

大根は地中の根が曲がるだけでなく、地表に出ている首の部分が曲がることがあります。

 

大根の首が曲がる原因は、以下の理由です。

・葉が多い

・水やりを強くやる

・株間の間隔が短い

 

葉が多い

葉が多いと、風などで大根が倒れることがあります。

倒れると、大根の首が曲がります。

 

葉が茂るのは、窒素が多いのが原因です。

肥料で窒素を与えすぎないようにしましょう。

 

水やりを強くやる

水やりをするときに、水の力が強いと、大根を倒して、曲がることがあります。

 

水やりは、強くやらないようにしてください。

ハス口などで、シャワー状にして水やりするといいです。

 

株間の間隔が短い

株間の間隔が短いと、窮屈になり、大根が曲がることがあります。

 

株間を広くとって、葉が重なり合わないようにしましょう。

大根の株間は30cmです。

 

大根栽培で大きくならない・短いなどの失敗の原因と対策

大根栽培で大きくならずに、生育不良になることがあります。

せっかく栽培した大根なので、立派な大きな大根を収穫したいものです。

大根が短い原因と対策を紹介します。

 

大根が大きくならない原因は、以下のものです。

・日当たりが悪い

・肥料が足りない

・肥料が多い(窒素が多い)

・土が固い

・株間が短い

・種まきが遅い

・土が乾燥している

 

 

日当たりが悪い

日当たりが悪いと、葉が成長しません。

葉が成長しないと、根っこも大きくならないです。

葉には光合成の役割があるので、日当たりの良い場所で栽培することが大事です。

 

肥料が足りない

肥料が足りないと大根は大きくならないです。

特に、窒素が足りずに葉が成長しないと、根に栄養がいきません。

大根の肥料には、元肥をしっかりやってください。

窒素不足にならないように、肥料の三要素をバランスよく与えてください。

 

肥料が多い

肥料が多すぎても生育不良になります。

特に、窒素が多いと葉ばかりが茂って、根が大きくならないです。

肥料は適量を施しましょう。

 

土が固い

土が硬いと、根っこが下まで伸びません。

根が曲がったり割れて二つになったりすることもあります。

植え付けの前によく耕してください。

大根は地中深くまで伸びるので深さ30cmまで耕すといいです。

 

株間が短い

株間が狭いと、葉が重なりあって大きくならないです。

大根は株間30cmあけて、窮屈にならないように栽培してください。

 

種まきが遅い

種まき時期が遅れると生育不良になります。

特に、秋まきの場合、遅くなると寒くなって成長が止まります。

種まき時期は守って栽培しましょう。

時期は品種によって違うので、よく確かめてください。

 

土が乾燥している

土が乾燥していると根が短くなります

大根は水を求めて下に伸びるので、土中に水がない場合は下に伸びません。

対策は、水持ちの良い土を作ることです。

土にたい肥をまくことで、水持ちを改善できます。

 

 

大根栽培の失敗|病気

大根は病気によって、生育不良になります。

大根が病気になる原因は、多湿、肥料の過不足、連作などです。

病気は葉や根に異変が起こることが多いです。

病気の症状が出たら、発症した株をすぐに取り除いて、他の株に感染するのを防ぎましょう。

 

大根の病気一覧|対策・農薬|葉っぱが変、黒点がある時はどうする

 

大根栽培の失敗|害虫

大根に害虫がつくことは、栽培の失敗の原因になります。

ただ、虫のなかには、益虫と害虫がいるので、見分ける必要があります。

大根につく害虫の特徴を理解して、適切な対応をするようにしましょう。

 

大根栽培の害虫の特徴と対策

大根栽培での害虫の特徴と対策を紹介します。

 

大根 キスジノミハムシ 対策

特徴

黒い色で、大きさが2ミリほどの小さな害虫です。

コガネムシの仲間です。

大根を含めたアブラナ科の野菜に発生します。

葉や根を食べます。

大根に虫食いができるだけなら問題ないですが、被害が多いと、生育が悪くなります。

キスジノミハムシは、葉や土の中に生息しています。

 

対策

葉を食べるので、葉についていたら、すぐに捕殺してください。

アブラナ科の野菜の連作を控えることで、被害を減らせます。

こまめに水やりすると、害虫の数を減らすことができます。

 

アオムシ

特徴

アオムシは、モンシロチョウの幼虫です。

細長く、緑色をしています。

大きさは2~3cmくらいです。

アオムシは、葉を食べます。

ほっておくと、葉脈以外を全部食べられてしまいます。

葉にくっついていることが多いです。

温かい時期に増えやすいです。

大根などのアブラナ科の野菜に発生しやすいです。

 

対策

アオムシは葉についていたら、すぐに捕殺しましょう。

モンシロチョウが大根に卵を産み付けるので、防虫ネットをかけて、モンシロチョウが近寄れないようにするといいです。

種まき時に、オルトラン粒剤をまくことで、予防できます。

 

ヨトウムシ

特徴

蛾の一種です。

幼虫が葉を食害します。

ヨトウガ、ハスモンヨトウなどの種類があります。

若いときは緑色で、成長すると黒っぽくなります。

ヨトウムシは夜盗虫と書いて、昼間は土の中に潜んで、夜に土から出てきて葉を食べます。

葉が食べられているのに、虫の姿が見えない場合は、ヨトウムシの可能性があります。

 

対策

昼間に土を掘り起こすと、ヨトウムシが出てきます。

生まれたばかりだと葉に群れているので、見つけたら葉ごと処分しましょう。

防虫ネットをかけることで、蛾の飛来を防げます。

種まき時に、オルトラン粒剤をまくことで、予防できます。

 

アブラムシ

特徴

アブラムシは2mmほどの小さな害虫です。

様々な種類がいて、見た目が緑色、黒色、白色などがあります。

すぐに大量に増えます。

アブラムシは葉の養分を吸い、大根の葉が枯れたり、生育不良になります。

また、ウイルス病の伝染源でもあります。

 

対策

銀色にはアブラムシの虫除け効果があるので、シルバーマルチ、銀線入りの防虫ネットを使うといいです。

種まき時に、オルトラン粒剤をまくことで、予防できます。

大量に発生した場合は、「粘着くん」を使うといいです。

粘着くんは、でんぷんで作られた安全な農薬です。

吹きかけると、アブラムシを窒息死させて駆除できます。

 

コナガ

特徴

コナガは、蛾の一種です。

大きさは1cmほどで、緑色をしています。

幼虫が葉を食べて、大根に被害を及ぼします。

葉の表面を食べて、葉に穴をあけます。

 

対策

葉についていたら、すぐに駆除してください。

防虫ネットをかけることで、蛾の飛来を防ぎ、虫除けになります。

 

ネキリムシ

特徴

ネキリムシは、蛾の幼虫です。

茶色で、大きさは3~4cmです。

葉や茎の根元を食べます。

食べられた株は、生育不良になります。

地際から大根の葉を食べられていた場合は、ネキリムシの可能性があります。

昼間は土の中にいて、夜に活動します。

 

対策

昼間は土の中にいるので、土を浅く掘り起こすと、ネキリムシが出てきます。

防虫ネットをかけることで、蛾をよけられ、被害を減らせます。

農薬では、「ダイアジノン粒剤」などが有効です。

 

ハクサイダニ

特徴

ハクサイダニは、黒色で、大きさ1mmほどの小さな害虫です。

葉の養分を吸って、株を枯らします。

冬の寒い時期に発生します。

 

対策

大量に発生した場合は、発生した株を除去して、他の株に移らないようにしてください。

「粘着くん」をまくと、ハクサイダニを駆除できます。

 

 

まとめ

大根栽培の失敗について、紹介しました。

 

大根栽培を失敗する理由は、様々です。

病気や害虫、肥料の過不足、土の状態などです。

大根にあった栽培環境にすることで、失敗しないようにしましょう。

 

 

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